
目次
「パン作りの基本の知識」⑤
みなさんこんにちは! あんこつです。
「パン作りの基本の知識」シリーズですがあっという間に5回目を迎えて今回が最終回となりました。
前回のブログでは粉についてお伝えいたしました。小麦粉だけでもグルテンの含有量によっていくつもの種類がありましたし、その他の穀物をひいて強力粉と混ぜて使うなどたくさんありました。
では今回はパン作りで使う材料の適正配分を解説していきたいと思います。パンの種類や大きさ、数量によってレシピがどのくらい変わってくるのかを勉強しましょう!どうぞよろしくお願い致します。
材料の適正な配分
パン作りにおいて材料の適正な配分は「ベーカーズパーセント」を使います。
このベーカーズパーセントとは、パン作りの基本で、粉を100とした時に、他の材料が粉に対して何パーセント入るのかが記されています。ですので、全部を足しても100になるというわけではありませんので計算するときは注意してくださいね。
粉100gの時の材料はどのくらいになるのか?
<粉100g>
塩2% 砂糖3.2% 油脂6% イースト2% 水64%
この数値を知っていると粉が中途半端に余ってしまったときに全部使いきれるので助かります。
また、巷にあるレシピ通りにパンを作ってみて、なんだかおいしいパンにならないなぁ~?と思ったら再計算して見直して作るとおいしいパンが出来上がるかもしれません。
あんこつの考えですが、水分に関して、64%だと初心者の時は捏ねやすいので良いのですが出来上がりが少しパサパサになるのかな?と思いますので、捏ねるのが慣れてきたら70%くらい入れても良いかなと思っています。
計量カップ・大さじ・小さじについて
パン・料理・おかし作りで、計量は欠かせません。最後に計量について解説したいと思います。左側から、材料 → 小さじ(5ml)・大さじ(15ml)・カップ(200ml)のg(グラム)になります。
水・酢・酒 → 5g 15g 200g
はちみつ → 7g 21g 280g
食塩・精製塩 → 6g 18g 240g
上白糖 → 3g 9g 130g
小麦粉 → 3g 9g 110g
牛乳 → 5g 15g 205g
インスタントドライイースト → 3g 13g 210g
液体の計量時の注意点
液体は表面張力があるのでカップの場合は目の高さで確認し液体の表面が目盛り線の上にくるところで合わせていただきたいと思います。また、スプーンの場合はわずかに盛り上がっている状態を1杯とします。
まとめ
今回は適正な材料の配分についてお伝えいたしました。ベーカーズパーセントと計量についてはしっかり覚えるようにしてください。もちろん、わからない時はこのページを見直して頂き正しい重さを量って材料をそろえてくださいね。
5回にわたり「パン作りの基本の知識」をお伝えしました。この知識を頭に入れながらパンを作っていくと失敗しないパン作りができると思います。
次回は手ごねパンの作り方の工程を詳しく解説したいと思っています。どうやったらパンが焼けるのか?材料をそろえてから焼きあがるまでを細かく解説していきたいと思いますのでよろしくお願い致します。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
あんこつ。
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