
先日、高校に通う次男が朝7時にインターネットで気象庁の気象情報を見ながら学校のある地域の警報を確認していたんです。なんでも、朝7時現在で暴風もしくは大雨警報が発表された場合には11時まで自宅待機するようでその後、解除されれば午後1時から授業が行われますが11時の時点で暴風警報と大雨警報の両方が出ていると学校は臨時休校になるそうなんです。
見逃すと大雨の中、学校に行かなきゃいけませんからLINEで同級生と連絡を取りながら気象庁のホームページを見ていました。その日は7時の時点で大雨警報が発表されていたので11時まで自宅待機になりましたが、その後、天気は急速に回復して午後1時から授業となりました。
この日は台風ではありませんでしたが大雨や大風が吹いたり、冬の北海道ではいわゆる爆弾低気圧が発生して雨や雪、風の強い日が何日も続く日があります。天気予報でも注意報や警報、時には特別警報が発表されていますが、これらにはいったいどのような違いがあるのか疑問が浮かびましたので調べてみました。興味のある方は一緒に見ていきましょう。
注意報・警報・特別警報の違いとは?
注意報・警報・特別警報の違いは「ズバリ!」予想される自然災害の規模の大きさによって決まります。つまり、注意報より警報、警報より特別警報の方が自然災害による被害のおそれが高くなる可能性があるということです。
注意報は、気象災害・地盤災害・水害・噴火・地震などの自然災害が起きるおそれがある場合に、気象庁が国民の為に注意喚起を発表する予報になります。また、注意報が出る災害のうち、より重大な災害が起こることが予想される場合、警報が発表されることがあります。さらに、今までに経験したことのないような大雨や暴風雨などの現象が起きることが予想されたり、数十年間も災害が起きたことの無い地域であっても災害の可能性が高まっていて、対象の地域の住民に「直ちに命を守る行動をとる」という最大級の警戒を発表するのが特別警報になります。
なお、この特別警報は2013年8月30日零時より運用が開始されています。
では次に、注意報・警報・特別警報にはどのような気象災害があるのかを紹介します。
注意報・警報・特別警報の種類は?
気象庁では気象災害の内容によって、16種類の注意報・7種類の警報・6種類の特別警報を発表しています。
注意報
「大雨」 「洪水」 「強風」 「風雪」 「大雪」 「波浪」 「高潮」 「雷」 「融雪」 「濃霧」 「乾燥」 「なだれ」 「低温」 「霜」 「着氷」 「着雪」が注意報になります。
「雷」 「融雪」 「濃霧」 「乾燥」 「なだれ」 「低温」 「霜」 「着氷」 「着雪」には警報がありません。
警報
「大雨」(侵水、土砂災害含) 「洪水」 「暴風」 「暴風雪」 「大雪」 「波浪」 「高潮」が警報になります。
特別警報
「大雨」(侵水、土砂災害含) 「暴風」 「暴風雪」 「大雪」 「波浪」 「高潮」が特別警報になります。
気象情報は最新の情報を!
発表中の気象に関する注意報・警報・特別警報に関しては、気象庁ホームページで確認できるほか、テレビやラジオなどのニュースや天気予報などで放送し、国民に対しての注意喚起を行います。
特に警報級の現象等が予想される場合は雨量や波の高さの予測値を記載していますので具体的な気象の変化を予測することができます。もちろん気象の変化に伴い予測が変わることも十分に考えられますので、常に最新の情報をご確認下さい。
まとめ
気象に関する「注意報・警報・特別警報」についての違いはお分かりいただけましたでしょうか?注意報が警報に、警報が特別警報になるということはそれだけ自分のみに危険が迫っているという証です。みなさんの住んでいるところでなくとも、実家の近くや友人が住んでいる近くに、警報・特別警報が発表されたらいち早く電話などで連絡してあげて、テレビやラジオなどのメディアの情報や自治体の情報を確認してもらい身の安全に努めてもらいたいですね。